中山神社(中氷川神社) さいたま市

中山神社

中山神社は、中氷川神と呼ばれていた中川の鎮守で、創建を人皇十代崇神天皇の御代二年と伝えられる古社です。明治四十年七月、神社合祀の際に社名を現在の中山神社に改められましたが、今でも通称は「中氷川神社」で通っています。「中氷川」の由来は一説には、見沼に面した高鼻・三室(浦和)・中川の地に氷川神社があり、各々、男体宮、女体宮、簸王子宮を祀り、当社が高鼻(男体)、三室(女体)の中間に位置したところから付けられたといわれています。
天正十九年(1591)十一月、徳川家康から社領十五石の御朱印を賜った格式のある神社で、中山神社の祭礼の中でも、毎年十二月八日に行われた鎮火祭は特に有名で、焚き終わった炭火の上を素足で渡り、無病息災及び火難がないよう祈願するものですが、近年は事情によりこの行事は中断しているとのこと。
現社殿の裏側に旧社殿が保存されていますが、これは桃山様式をもつ市内最古の建造物として大宮市指定文化財となっています。


中山神社(氷川神社 中氷川神社)


所在地 埼玉県さいたま市見沼区中川143  
祭神 大己貴命 素盞嗚命 稲田姫命
創祀 伝・崇神天皇2年(紀元前96)
祭礼 12月8日 鎮火祭

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