吉見観音と呼ばれている
岩殿山安楽寺は、源平の合戦で西上した坂東武者たちが、西国の札所を見聞し、鎌倉時代初期から始まった東国の札所めぐりである「
坂東三十三所」の11番の札所で、約1200年前の天平年中に行基菩薩が観世音菩薩の像を彫って岩窟に納めたことが
岩殿山安楽寺の始まりとされています。

吉見観音は県道271号線から少し入ったところにあり、
県道から曲がると真正面に山門が見えます。
しかし、すぐ近くにはクルマの駐車スペースがありません。
吉見観音駐車場
駐車場は写真の位置右側です。
左側に厄除けだんごのお店が見えますがそこより手前となります。
吉見観音駐車場の脇にはこんな石仏があります。

安楽寺 本堂
石段を登るともう一段高い所に本堂が見えます。
埼玉県内のお寺の中ではかなり立派で綺麗なつくりです。
それでもかつては安楽寺の東約500mにある「伝範頼館跡」と言われる息障院と一つの大寺院を形成していたということですが、現在の本堂は、 天文6年(1537年)後北条氏が松山城を攻めた際に、全ての伽藍が消失してしまい、今から約320年前の寛文元年、秀慶法印によって再建されたものです。
安楽寺本堂前から山門を見た写真
吉見大仏
1791年鋳造の阿弥陀如来像は高さ約3メートルで、吉見大仏と呼ばれています。隣の松に隠れているのが、1910年銅鋳造の地蔵菩薩
吉見観音基本情報
住所:比企郡吉見町御所374
TEL:0493-54-2898
アクセス:東武東上線東松山駅から鴻巣免許センター行き、百穴入口か久保田下車、徒歩40~50分
関越東松山インターより15~20分、国道254号、407号経由、県道271号。無料駐車場アリ。
要チェック:
県指定文化財の
三重塔と
本堂 、
仁王門
吉見町指定文化財の
仁王像
左甚五郎作と伝えられる「野荒らしの虎」の彫刻
岩殿山安楽寺付近の地図
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楽天マップ 岩殿山 安楽寺(吉見観音)