金龍山徳雲寺 |
秩父十三仏霊場の一つである金龍山徳雲寺は、秩父では大変珍しい勝軍地蔵菩薩を祀る寺で、伊勢神宮奥の院金剛証寺(おちんこ地蔵尊)の御分身とされる世嗣地蔵尊が奉られています
秩父市指定文化財
この勝軍地蔵は臨済宗南禅寺派に属する徳雲寺の本尊です。
永正2年田村円福寺五世盟庵千契大和尚により開創、 開眼安置され、寛文年間の火災により本堂は焼失しましたが、 本尊仏は難を免れました。
秩父地方で本尊仏が、勝軍地蔵であることは大変珍しく、作者は不詳ですが、 像は岩の台地に甲冑を著し、左手に如意宝珠、右手には錫杖を持ち、 武将を思わせる悠然とした半跏像で座しています。
面は特にふくよかな気品を漂わせています。
脇侍は左に不動明王、右に邪鬼を踏まえた多聞天で、ともに華麗な極彩色です。
像高は五十一糎、脇侍はいずれも三十二糎の像高で、 秩父地方における勝軍地蔵の逸品です。
昭和四十五年九月四日指定
秩父市教育委員会
徳雲寺
(案内板より)
おちんこ地蔵尊 |
おちんこ地蔵尊にある男性のシンボル |
世嗣地蔵尊(おちんこ地蔵尊)縁起 案内板 |
世嗣地蔵尊(おちんこ地蔵尊)縁起
往昔、伊勢国に徳ヱ門、妻女さわ、と申す漁師があり、夫婦仲は円満でしたが、 子宝に恵まれず、 或る日、佛縁にひかれ朝熊岳へお詣りして、お大師様にお目にかかり御教えを乞うと 「お地蔵様は大地におけるすべてのものを育成して下さる御佛で御ざるから お地蔵様を信仰しておすがり申せば御奇特なこともあるであろう」 と、 それより朝熊岳地蔵尊に祈願をすること廿一日間、 ある夜、夫婦の夢枕に男根もあらわにした地蔵尊あらわれ 「汝らに子宝を授けん」 と申された。 夢から醒めた夫婦は同じ夢を同時にみたことは 「正しく地蔵尊のお告げなり」 と喜び一層信仰を深めました。 やがて、その功徳によって健やかな玉のような子宝が授かりました。 夫婦は非常に喜び、夢にあらわれたお地蔵様のお姿を石に刻み建立し、篤く供養し奉謝しました。 その後、数多くの子宝に恵まれない方々や、子供の身根具足、良縁を願う人々の信仰を集めて 今尚香華のたえまがありません。 此の世嗣地蔵尊は佛縁により、伊勢金剛証寺の 「おちんこ」 地蔵尊の御分身を御奉祀したものであります。
昭和五十六年四月二十四日
当山二十世現住沙門完道謹誌
(案内板より)
おちんこ地蔵尊 男性のシンボルが数本あります |
金龍山徳雲寺の基本情報
所在地:埼玉県秩父市蒔田1947
アクセス:西武秩父駅より 秩父鉄道秩父駅経由 小鹿野車庫行きバスで 中蒔田バス停下車、約10分
西武秩父駅、秩父駅より吉田元気村行西武観光バスで萩平バス停下車 約10分
国道299号線から少し入った所にあります
TEL:0494-25-7120
駐車場:アリ(数台)
おちんこ地蔵尊 (秩父十三仏霊場 金龍山徳雲寺)付近地図
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