神明神社
神明神社南側にある鎮守の森公園脇に無料の駐車場があるので、そこにクルマを停め 、550メートルある参道を歩いて行くと(旧)菖蒲町の外れにある神社としては分不相応(失礼)なくらい立派な社殿が現れます。
意外にも立派な神社です。 |
神明神社掲示板より
説明板
神明神社
所在地 埼玉郡菖蒲町大字上栢間
神明神社の創立は、社伝に景行天皇の時といわれる。
祭神は、古くは天照皇大神、豊宇気毘売神、大宮売神の三神であったが、現在は天照皇大神、豊宇気毘売神の二神を祭っており、伊勢神宮の分霊のため、近年まで「神明両社」と呼んでいた。
江戸時代、徳川家譜代の家臣内藤四郎左衛門正成が、栢間および新堀、三箇、戸ヶ崎、小材の旧五か村を領してから、五か村の総鎮守として以来、歴代の領主が厚く崇敬した。
明治六年に村社となり、昭和十六年郷社に昇格し「神明神社」と改称、さらに昭和二十年に県社となった。
本殿は、天保八年(一八三五)に建てられたもので、昭和三十八年に屋根を改修している。
毎年一月十五日には、火防除と呼ばれる「鎮火祭」と、その火で粥を煮てその年の作物の豊凶を占う「筒粥」の神事が行われる。筒粥の神事は、大鍋に米三合水六升を入れ、葺の節のないところを長さ七寸位に切り、十八本を簀状にし麻で結ぶ。一本一本の葺に米粒が入る数によつて占い、多くの米粒がはいつたものほと豊作とされている。
昭和五十八年三月
埼玉県
神明神社の社叢(しんめいじんじゃのしゃそう)
1.74ヘクタールの面積がある社叢は長さ550メートルの参道中心に鬱蒼としており、県指定天然記念物となっております。説明板
埼玉県指定天然記念物 神明神社の社叢 埼玉県南埼玉郡菖蒲町大字上栢間三三六六他 昭和五十二年三月二十九日指定
神明神社は、古くから住民の信仰を集めてきた由緒ある社である。
社叢は、長さが五五〇メートルをこす参道林と境内林とから 成り、面積は約一.七四ヘクタールに及ぶ。参道の両側には、アカマツ・クロマツの並木が続い ている。境内林は、高木にアカシデが多く、部分的にスギが点在する。これより低い木としては、ヒカサキ・シロダモ・エコノキ・アズマネザサ等が多い。草木 類では、チヂミザサ・ジャノヒゲ等が比較的多い。この社叢は、現在はアカシデを主体とした不安定な状態を示しているが、潜在的にはヒサカキ・サカキを主体 とするシラカシ群を、自然植生とみることができる。
境内にあるアカマツの大木は、樹状が笠状を呈するので、「笠松」として知られている。
埼玉県東部低地には、潜在自然植生をよく示す広域的な林は少なく、貴重である。
昭和五十四年十一月三日 埼玉県教育委員会
菖蒲町教育委員会
神明神社西側からみた参道の社叢 |
神明神社基本情報
所在地:埼玉県久喜市菖蒲町上栢間3366アクセス:JR桶川駅から菖蒲車庫行きバス下栢間下車
駐車場:アリ
社叢は埼玉県の天然記念物に指定
内山良雲の彫刻も見事
問合わせ: 0480-85-1111
神明神社と天王塚古墳付近地図
神明神社フォトアルバム
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