横塚山古墳
横塚山古墳は407号線妻沼バイパス沿いにある前方後円墳です。
横塚山古墳は、古墳の形態として代表的な前方後円墳であり、
長軸は東西方向を向いています。
墳丘は、一部消滅して現在では全長30m、後円部最大径22.5m、
前方部先端幅12m、高さは後円部で3.2m前方部で2.5mです。
妻沼バイパスの工事に伴って、
昭和46年と51年の2度にわたり墳丘部が調査され、
周溝の一部が確認されています。
この周溝により、墳丘は本来東西40mの長さであったと推定されます。
周溝の幅は、後円部南側で5.8mです。
本古墳の造られた年代は、
周溝内から出土した円筒埴輪や朝顔形円筒埴輪によると5世紀末と考えられます。
しかし、埋葬施設が調査されておらず不明な点が多く明確ではありません。
本古墳の周囲は、現在、水田になっていて、
他に古墳は見られませんが、付近で埴輪片や土器片が採集されます。
かつては、付近に数多くの古墳があり、
横塚山古墳を中心とした古墳群があったことが考えられます。
熊谷市教育委員会
横塚山古墳付近地図
古墳参考文献
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