亀通山 行田院 大長寺
大長寺の芭蕉句碑
六地蔵
塩盛り地蔵尊
大長寺の大仏
説明碑大長寺には、記憶に新しいものだけでも大涅槃図(本堂保管)、毘沙門堂(日光へ移築)等の、忍藩主阿部氏寄進の貴重な文化遺産があり、とあわけ檀信徒はもとより、広く民心を魅了し慕われたものに、大長寺大仏と称される、壮麗で厳かな露座の大仏(享保年間建立)がありました。ところが、先の大戦で、梵鐘、露座の盧遮那仏数体とともに供出して戻らず、幾多の尊い人命も無残に失い、人知れず廃墟の土くれと化しました。
戦後50年の歳月と、赦しによって痛ましい傷は癒えましたが、今後再び、私たちが災いを惹き起こすとも、被るとも限りません。
そこで、自らを戒めていかなる過ちも成さず、自らを励まして、どんな悲しみも恐れずに過ごすことを誓い、古への憧憬と、実りある明日を願い、御霊を導き迷い苦しむ私たちを救い賜う、悠揚迫らぬ大仏を、この世の平安の証として遣し、未来永劫にわたって崇めるべく、ゆかりある300有余の檀信徒の温情と数多の工匠の尽力に依拠して茲に再建したことを、御仏様や有縁の方へ奏上します。
各々の流す涙や汗が干天の慈雨となって真の栄を呼び、すべての魂が安らげますように。
平成7年12月吉日
亀通山 行田院 大長寺
大長寺大仏
身丈3.6m、蓮台1.2m、総高7.4m、重量6.7トン
大長寺付近の地図
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