埼玉県指定史跡 熊野神社古墳
熊野神社古墳は川田谷地域の荒川沿いに多く分布する古墳の1つで、河川交通上の重要な位置にあります。 墳形は円墳で、昭和59年度に行われた調査によって、直径38m、高さ6~6.5m、周溝の幅14~16mであることが確認されました。
粘土槨(粘土で棺を覆って安置したもの)と想定されている埋葬施設は、昭和3年、墳頂部の社殿改修の際、偶然に発見され、玉類、石製品類、筒型銅器など、畿内の古式古墳と共通する多くの副葬品が出土しました。当時の出土遺物は国の重要文化財に指定され、現在は埼玉県立歴史と民俗の博物館で保管展示されています。また桶川市歴史民俗資料館では複製品を展示しています。
出土した遺物からみて、古墳の年代は4世紀後半ごろと推定され、埼玉県内では比較的古い時期に築造された古墳と考えられています。
平成21年12月
埼玉県教育委員会
桶川市教育委員会
所在地:埼玉県桶川市川田谷字宮前159
古墳規模:直径約40m、高さ約6m
形状:円墳
築造年代:4世紀代
出土品:勾玉、銅器、刀など
アクセス:JR高崎線桶川駅より市内巡回バスにて「熊野神社社入口」下車
駐車場:1~2台停められるスペースあり
熊野神社古墳アクセス用マップ
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